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太陽光発電と耐震補強

太陽光発電システムと耐震補強については、国や自治体のほうでもそれぞれ独自に補助金や支援を行なっています。



太陽光発電は一般世帯での導入は、既設の屋根に太陽光パネルを載せて発電し、自宅で使用しない電力を電力会社に売る事が出来るとして、数年まえから流行りだした省エネ商品です。

根本的な考え方は、電力会社に頼る事無く、自分の使用する電気を自分でまかない、クリーンエネルギーで地球や社会に貢献すること。
ですが、使わない電力を電力会社に売る「売電」がいくらになって、何年経てば投資の元が取れてその後は収入になるといった売電商法の考え方が先行していました。
しかし昨今の事故により多額な賠償責任を負った電力会社にたいして、売電金額については今後期待できないことが想定できます。(実際には年々下がっている)

太陽光発電というクリーンエネルギー自体には賛成ですが、ただ導入にあたっては工事的に2つのリスクについての注意事項がありますのでここでお話しを申し上げておきます。

太陽光パネルは、効率の良い発電をするために屋根に何枚かのパネルを取り付けます。

現在の施工では屋根に専用金物を固定してから本体パネルを取り付けるのが一般的です。
この時ですが金物を固定するのに屋根に穴を空けビスで固定するのです。
しかしこの工事のあとに「屋根から雨漏れがした」という話が多く発生しているのです。

全てに当てはまるわけではないのですが、基本屋根には見える屋根材の下にルーフィングという防水シートが敷いてあります。
その防水シートのおかげで屋根材から染み込んだ雨なども屋根の勾配によって軒先に排水されるようになっているのです。

ただ屋根材が見た感じ劣化具合が大丈夫そうでも、長年の屋根裏の「熱」などで防水シートがパサパサになってしまうことがあります。
こうなると屋根を吹き替えすことが必要になるのですが。太陽光設置工事のように固定するために屋根に穴を明けると当然そこから雨が入る可能性があります。

工事マニュアルでは、穴に防水性のコーキング材を入れて一緒にビスを止めるということですが、屋根はかなり高温になる部分です。
コーキングが膨張・伸縮して穴に隙間が出来ないとは言えません。
そして先ほどお話したルーフィングですが、新しいうちでは防水紙に粘りがあり、施行の際には何回かカッターを使うと歯が切れなってしまうほど粘りがありビスを入れても本体が巻きついて、穴の隙間が広がる可能性が低いのですが、7年以上経つと粘りが落ちてリスクが高くなってしまいます。

ですから「新しい屋根」では良いですが、「古い屋根」には「雨漏り」というリスクがあります。

そしてもうひとつのお話ですが、地震に対してです。

パネルの総重量は300~500キロ位になります。
これを屋根にのせるのですが、太陽光の光を効果的に受けるために、主に南の面にのせて固定をします。
これを人に例えると、右か左の片方の肩に重い物を乗せている感じです。
そのままバランスを取るには腰や足に負担がかかり、どちらかにちょっと押すとバランスを崩しやすい状態です。
まして地震で揺れることを考えれば家にとって大変な負担であることは想像ができることでしょう。

現在の耐震補強の考え方はバランスの良い家をつくる事です。

そのために、何カ所かの壁などを補強をして家の「重心・偏心率」を出来るだけ中心に持ってくることなのです。
家を補強によって強化すると思っている方も多いですが実はそうではありません。

このように家のバランスを重視する耐震補強から考えた場合、片側にのみ重みをのせるのは耐震に逆行することなのです。

太陽光は業界ではビジネスチャンスとして様々なところから取り組みへの打診がありますが、どれもその部分の利点にのみ焦点をあてた内容です。

我々が専門家として提案出来ることは、7年以上経過している家の場合は防水処理作業をプラスで考えた対応と、
片側に負担がかかる家に対して精密診断をして耐震補強をプラスするという内容です。

太陽光の導入という「単体」で考えていた方には負担する金額が増えますが、それだけ現在はリスクの発生率が大きいのです。

ただこの話はリフォームに関してであり、新築の場合は最初から計画して重量計算していれば問題ないでしょう。

別の機械の話ですが自然エネルギーを利用するという点では同じ「太陽熱温水器」があります。

太陽光発電は「自分で使う電気は自分でまかなう」ことが基本ですが、「太陽熱温水器」は「自分でつかう温水は自分でつくる」というものです。
以前の設備はパネル材にお湯にする貯湯タンクが屋根にあり、かなりの重量になりました。
しかし現在では貯湯タンクは1階に設置して不凍液をパイプで循環させる方式になり屋根にのせるパネルは60キロ程度になりました。
しかもパネルは直接固定ではなく、ワイヤーによる引っ張り固定ですので雨漏れのリスクがありません。
工事的にリスクが少なくエコロジー、でも発電しないため儲かりはありません。

このように製品には良い面(メリット)があれば必ず悪い面(デメリット)もあります。

両方を考えた上で現在の家の状況を判断することがとても重要になってくるのです。

私たちはある一面の方向だけではなく、別の解決策も提案出来るようにしています。
何か不安な点があればご遠慮なくご相談ください。

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